【コラム】北朝鮮の沿岸砲射撃にも手を打たなければ核の人質に転落する(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.06 16:43
今年1年の北朝鮮の発言と行動を見ると、韓国政府に対して無視と挑発で一貫することにしたようだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対する暴言、13回に及ぶ短距離ミサイル・放射砲の発射、南北対話中断に続いて民間交流の取りやめ、金剛山(クムガンサン)の韓国側施設の一方的撤去発表などきりがない。北朝鮮船員2人を彼らの意思に反して送還し、11年間守ってきた原則を捨てて北朝鮮人権決議案の共同提案国に参加しないなど、政府の片思いが深まるほど北朝鮮の無視もひどくなるということまで感じる。
最近、文大統領が送った親書について「牛の角の上に卵を積むことばかり考えている」と公開的に侮辱した。板門店(パンムンジョム)宣言と平壌(ピョンヤン)宣言が色あせるように、離散家族の再会も保守政府の時の半分の水準に留まっているのが南北関係の現住所だ。南北関係がなぜこのような状況に至ったのか冷静に考えてみるべき時だ。