<Mr.ミリタリー>米朝衝突様相で金正恩委員長が信じるのはミサイル(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.06 14:13
北朝鮮は今年に入って歴代最も多くのミサイルを発射した。ミサイル級に属する大型放射砲(多連装放射砲)まで含めると13回で27発だ。2016年の24発、17年の21発より多い。18年には米国と首脳会談で発射を一時中止した。ミサイルの実力も急成長した。すべての種類のミサイルを完成し、実戦を準備している。北朝鮮各地に設置中のミサイル発射用コンクリート地面がそれだ。移動発射台からミサイルを発射するにはまず水平にするのに時間がかかる。しかしコンクリート上では直ちに発射することができる。韓米軍の攻撃を受ける前に発射して離れる戦術だ。ちょうど米朝間の緊張が高まっている。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の自信は核を搭載したミサイルにある。
北朝鮮が実戦用のコンクリート発射場を建設し、米国が緊張している。最近、異例にも米軍偵察機が相次いで韓半島(朝鮮半島)上空を飛行している。普段は決して見られない特殊偵察機リベットジョイント(RC-135V)とEP-3EおよびRC-135W、戦時に使用する地上監視偵察機ジョイントスターズ(E-8C)、高高度戦略偵察機U-2Sなどだ。北朝鮮が米国の偵察衛星が通過する時間帯を避けて大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射、武器移動、軍事施設の補強などをする動きを見逃さないという意図だ。本格的な軍事作戦対応レベルであり、兆候が尋常でない。