【コラム】パプリカ輸出、初心に帰ろう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.28 09:49
韓国産パプリカの対中輸出の道がもうすぐ開かれる。2007年に対中パプリカ輸出検疫交渉が始まってから12年となる今年11月13日、ついに両国が検疫要件に合意する了解覚書(MOU)に署名したためだ。今後輸出選果場、栽培温室などの登録に対する中国側の最終承認と韓中合同植物検疫手続きを踏めばパプリカを中国に輸出できることになる。
10年を超える交渉期間には困難が多かった。病気や害虫の危険分析と国内実態調査を経て2015年2月になり中国側が草案を提示した。その後も毎年数回協議を進めてきた。昨年には韓国の当局者が中国を訪問して協議し、韓中農業相会議で中国に早期交渉妥結を促した。特に今年は農林畜産食品部長官と駐中韓国大使名義の書簡を送るなど詰めの交渉に拍車を加え、こうしたすべての努力が集まって実を結んだ。