【時論】米中競争時代に適応できない韓国外交
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.11.26 11:51
韓国政府が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了を終盤に猶予した。韓米関係の悪化を防いで事態収拾の最初のボタンをかけて幸いだが、韓国外交の未熟さを露わにして後味が悪い。過去3カ月間、韓国政府は「日本が安保問題を取り上げて貿易制裁措置を取ったため、われわれもGSOMIAを終了させた」という立場で一貫した。国内的には多少説得力があったが、当初韓国が置かれた外交・安保環境の大きな絵を逃がした失策だった。
国内政策は難しい問題でも政府の国政哲学と論理が立てられればまず押しつけることができる。だが、外交・安保問題は重要で難しい問題であるほど政府の哲学や論理を立てる前に国際情勢、特に周辺強大国の利害関係と力関係(Dynamics)を正確に読んで分析することが絶対的に重要だ。