【時視各角】トランプ氏が落馬すればどうするつもりか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.29 11:27
この2年間、全世界の関心を引いてきた金正恩(キム・ジョンウン)-トランプ主演、文在寅(ムン・ジェイン)演出の北核ドラマ。
この世紀のドラマで、ドナルド・トランプ米国大統領が舞台から落ちたらどうなるだろうか。チョ・グク事態は、この2カ月間、国民全員の関心をブラックホールのように吸い込んで重大な国外の流れから目を遠ざけさせた。そのうちの一つが、あと1年しか残っていない米大統領選挙(来年11月3日)だ。現状況はトランプ大統領が押されている。今月10日、FOX(フォックス)ニュースの調査では、ジョー・バイデン元副大統領、エリザベス・ウォーレンおよびバーニー・サンダース上院議員ら民主党の先頭候補3人のうち、誰と勝負することになっても50%対40%程度の支持率の差で負けるだろうと予想されている。ウクライナ疑惑によって弾劾調査が本格化すれば格差はさらに広がるだろう。今の流れのままなら、両首脳が繰り広げた北核ドラマは遠からず幕を下ろすことになる。
あらゆる異変が続出する米大統領選挙なので、トランプ氏が’勝たないだろうということはもちろんない。それでも明らかなのは、金正恩北朝鮮国務委員長としてはトランプ落馬を念頭に置いて次の局面づくりに向かうほかにないという事実だ。このような場合、北朝鮮の前に置かれている選択肢は2つだ。トランプ氏の任期内に制裁を解除した後、後戻りできないように大釘を打ち込むか、でなければ今は何もせずに待って新大統領と談判をするかだ。