【取材日記】日米公館侵入、異なる対応の韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.28 08:35
今月18日に発生した駐韓米国大使官邸侵入事件の余波が続いている。駐韓外交公館の警護の責任がある閔カプ龍(ミン・カプリョン)警察庁長が「申し訳ない」(23日自由韓国党緊急懇談会)と述べたが、24日国会行政安全委員会の警察庁総合国政監査では「ハリー・ハリス駐韓米大使が残念な気持ちを露わにした。政府当局の誰も申し訳ない思いを表明したことがないそうだ」(共に民主党のキム・ビョングァン議員)と指摘した。
事件当日、ちょうど青瓦台(チョンワデ、大統領府)緑芝園(ノクジウォン)で文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主宰する駐韓外交団の招請行事に出席していたハリス大使をコ・ユンジュ外交部北米局長に続き康京和(カン・ギョンファ)外交部長官まで別に会って遺憾を表わしたが充分でなかったようだ。
政府と政界のこのような「厳しい状況認識」を見ていると、3カ月前の7月22日駐釜山(プサン)日本総領事館で発生した奇襲デモ事件が思い浮かぶ。大学生7人が総領事館の図書館に入って突然広場に飛び出して日本の経済報復を糾弾するスローガンを叫んで塀に横断幕を掲げようとした。