定年延長の逆説…早期退職増え定年退職減る=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.08 10:37
2013年に60歳定年が法制化され2016年に定着したが、その後早期退職で会社を去る人は増えて定年退職者は減ったことがわかった。政府が定年をさらに引き上げる案を推進中だが、労働市場の柔軟性を確保しない限り意図通りには作動しにくいという指摘が出る。
統計庁が7日に発表した「2019高齢者統計」によると、2016年に退職した55~64歳の就業経験者のうち勧告辞職や名誉退職、整理解雇で雇用を失った割合は9.6%だった。この割合は翌年には11%台に上がり、今年は12.2%まで上昇した。人数も同じ期間に41万4000人から60万2000人に大きく膨らんだ。中高年層の雇用安定に向け定年延長を施行したが、人為的な退職がさらに増える逆説的な結果が出たのだ。これに対し定年退職した人の割合は同じ期間に8.2%(35万5000人)から7.1%(35万人)に落ちた。