【現場から】「沈黙の殺人者」が見えないのか…韓国政府の安易なデフレ認識
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.07 14:22
最近、物価に関連して「過去最低」「過去最長」の経済指標が次々と出てきた。不幸にも朗報ではなかった。統計庁が1日に発表した「9月の消費者物価動向」によると、先月の物価上昇率は前年同月比0.4%下落した。史上初めて物価上昇率がマイナスとなった8月(-0.04%)に続いて2カ月連続でマイナスとなった。1965年に関連統計を出し始めて以降の最低値だ。
問題は「一時的」でなく「傾向的」な物価安という点だ。今年1-7月に物価上昇率は0%台となった。そして8月に-0.04%となり、9月にはー0.4%と下落幅が拡大した。これに先立ち通貨危機直後の1999年2-9月に8カ月連続で0%台の物価上昇率となった。現代経済研究院のチュ・ウォン経済研究室長は「日本式長期不況に入る兆候が見える」と懸念を表した。