【コラム】日本産石炭がら、ゴミなのかセメント産業資源なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.03 09:56
「私たちは原料と言っていますが、無条件で『ゴミ』だと言います。本当に自愧感を感じます」
江原道三陟市(カンウォンド・サムチョクシ)にある(株)サムピョセメントのシム・ヨンソク部長の言葉だ。先月30日、工場で会ったシム部長が言及した原料は「日本産石炭がら」だ。火力発電所で電気を作るために石炭を燃焼させて残った石炭がらは1990年代以降セメント原料として使われている。セメントは主原料である石灰石や粘土などを一緒に燃焼させて作るが、鉱山開発が制限されたことで粘土と成分がよく似ている石炭がらを代替材として使うようになった。