<チャイナインサイト>2049年にはスーパーパワーに、中国の夢はかなうか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.02 11:43
いま中国は盛大な古稀の宴を開いている。北京展覧館で開催される「偉大な歴史・輝かしい成果展」、天安門広場の大規模軍事パレードと群衆公演がそれだ。70年を評価して共産党は「人類の歴史で類例のない発展の奇跡」を成し遂げたと自慢する。これに対し好事家は共産党統治も終わりが見えると皮肉る。メキシコの制度的革命党が71年(1929~2000年)、ソビエト共産党が74年(1917~91年)、台湾の国民党が73年(1927~2000年)間統治したようにだ。いまでは74年(1945~2019年)になる朝鮮労働党だけが残り中国共産党と持ち堪える競争をしている。その上歴代中国王朝の平均寿命が70年で、「共産党王朝」はその時期に到達した。どれが中国の本当に姿だろうか。
中国は共産党が誇るように偉大な業績を成し遂げた。人類の歴史上まれな巨大な人口の貧困問題をとても早く解決したのだ。例えば1978年から2018年までの40年間に貧困人口は人口の82%の7億7039万人から人口の1.2%の1660万人に大幅に減った。今年末にこれさえも解決すれば14億の人口が貧困を抜け出す「全面的小康社会」が達成される。共産党が約束した「中国夢」の第1段階が完成されるのだ。国民の暮らしも良くなった。1949年に35歳にすぎなかった期待寿命は2018年には77歳に伸び、乳児死亡率も200パーミルから6.1パーミルに減った。国内総生産(GDP)は1952年の679億元から2018年には90兆元で174倍に、1人当たりGDPは119元から6万644元と70倍に増加した。