<チャイナインサイト>ソウル上空の粒子状物質悪化の責任はトランプにある?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.20 14:08
ソウルを含めた首都圏の微小粒子状物質(PM2.5基準)が先月15日に今秋に入り初めて環境基準の日平均値35マイクログラムを超えた。当時、国立環境科学院大気質統合予報センターは「風に乗って中国から韓半島(朝鮮半島)に粒子状物質が流入したうえ、韓半島上空でも国内で発生した粒子状物質が蓄積された」として韓中の複合的原因だと説明した。偏西風の影響を受ける地理的特性上、中国大陸から運ばれてきた粒子状物質が、季節によっては最大7割を占める時もあるが、韓半島内部で自然発生した粒子状物質の弊害も大きい。結局、粒子状物質を減らしていくには韓中両国の協力がこれまで以上に切実だという意味だ。
世界保健機関(WHO)は粒子状物質を世界6位の死亡要因として「1級発がん物質(「ヒトに対して発がん性あり」とするグループ1に分類)」に指定している。粒子状物質は今や国民全体の健康を脅かす重大な心配事になった。粒子状物質と黄砂の被害を少しでも減らすために、第17期韓中大学生緑色ボランティア団(Green Corps)に合流し、記者が韓国に最も近い中国西部クブチ砂漠に赴き一緒に植樹をした理由だ。国際交流財団が主催し、韓中文化庁少年協会〔「未来の森」代表・権丙鉉(クォン・ビョンヒョン)元駐中大使〕主管で行った今回の大長征で印象的な場面をかいつまんで紹介したい。