【グローバルアイ】トランプ大統領が分裂させた国連
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.24 11:26
22日午後、国連総会を取材するため国連本部で出入証を受けると、今年の主要行事の資料から確認した。特に一つの行事が抜けた点が目についた。トランプ米大統領が23日に主催する「宗教の自由」行事だった。先週末トランプ政権の高官は会見で「我々の核心行事」とし「宗教の自由はトランプ政権の国内および外交政策の優先順位」と強調していただけに疑問を感じた。米国は国連平和維持活動(PKO)寄付金を大幅に減らすと公表したが、依然として国連一般予算の22%を負担する筆頭株主だ。国連関係者は「1年前から準備されてきた行事とは違い、トランプ大統領の行事は1週間前に突然予定されたため」と説明した。
ちょうど「宗教の自由」行事は国連が総会期間に主催する持続可能な開発目標(SDG)、普遍的医療保障など5大首脳会議の最初の「国連気候行動サミット」と同じ日に設定された。場所も気候行動サミットは国連本部総会場、トランプ大統領の「宗教の自由」行事は同じ建物の第3会議場で開かれる。これをめぐりメアリー・ロビンソン元アイルランド大統領は英ガーディアンに「トランプ大統領はパリ協定を脱退しただけでなく妨害しようとしている」とし「気候変動行事に出席しないだけでなく、関心を分散させることを望んでいる」と述べた