【コラム】東京・銀座の寿司の味が違うように技術も時間の蓄積が必要だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.03 08:36
日本で寿司の歴史は長い。日本の1000年の古都京都ではごはんを広げてその上に魚をのせる「ちらし寿司」が一般的だった。私たちがいま食べている「握り寿司」が発達したのは江戸幕府時代に地方勢力牽制のための参勤交代制で大名が東京に出入りするようになってからだ。ごはんと魚だけあればすぐに握って出せるので寿司版のファーストフードだった。
いまは韓国でも寿司店は珍しくない。だが東京・銀座で経験できる味を出せない。寿司の命は結局ごはんにどれだけ適切に酢を混ぜるかにかかっているのだが、ちょっとのことではその味を出すことができない。そのためかたまに日本に行くと必ず訪れる所は寿司店だ。それほど高くもない。2000円程度なら良質の寿司を食べられ、1000円のセットでも日本特有の寿司の味を堪能できる。