半年間で2倍になったワイヤレスイヤホン市場…サムスン、アップルを猛追
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.02 14:11
ワイヤレスイヤホン市場の成長が著しい。コードをなくした便宜性だけでなく「耳の中の人工知能(AI)秘書」としての可能性のおかげで、アップルとサムスンはもちろん、中国企業まで競争に加勢している。1日、市場調査会社「カウンターポイント・リサーチ」によると、今年4-6月期の世界市場では、ワイヤレスイヤホンは2700万台が販売された。販売量は昨年10-12月期1250万台から今年1-3月期1750万台に増えると、第4-6月期には更に56%も急増した。カウンターポイントは今年、年間ワイヤレスイヤホン市場が1億2000万台水準まで成長すると予想した。
現在、ワイヤレスイヤホン最強はアップルだ。しかし、シェアは1-3月期の60%から4-6月期53%に下落した。サムスン電子は今年3月に発売した「ギャラクシー・バズ」が善戦し、シェア8%で2位に上がった。Jabra(3位)、BOSE(4位)、QCY(5位)、シャオミ(6位)など既存の音響機器メーカーと中国の低コスト製品が後に続いた。カウンターポイントのイ・ユンジョン研究員は「既存の市場の成長と共に中国でもスマートフォン購入時にワイヤレスイヤホンを買おうとする需要が本格化しており、市場が大きな弾力を持つようになった」と分析した。
韓国市場ではアップルとサムスンが二強体制を成している。韓国ブランドのブリッツやアイリバーも目を引く。サムスン電子はシェアだけを見ればアップルに大きく劣っているが販売量は1-3月期比で70%近く増加した。実際サムスン電子は、最新作の「ギャラクシー・ノート10」で主力(フラッグシップ)スマートフォンでは初めてイヤホンジャックをなくしてしまった。これに関してサムスン電子の無線事業部カン・ユンジェ・デザインチーム長は「ワイヤレスイヤホン市場が拡大しており、ユーザーに代案ができたと判断して(イヤホンジャックをなくすことを)果敢に決定した」と述べた。ワイヤレスイヤホンを「主流」と見たわけだ。