韓英がFTAに署名…ブレグジット対応シナリオ3件用意
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.23 08:44
産業通商資源部は22日(現地時間)、兪明希(ユ・ミョンヒ)産業部通商交渉本部長とエリザベス・トラス英国際貿易相が韓英自由貿易協定(FTA)協定文に正式署名したと明らかにした。10月31日に英国が合意なく欧州連合(EU)から離脱する「ノーディールブレグジット」が現実化する可能性が高まったことに対応する措置だ。2011年7月から発効中の韓・EU間FTAをブレグジット以降にも韓英間の貿易にそのまま適用するというのが核心だ。
現在、韓国はEUとFTAを締結していて、英国がEUから離脱する場合、自動車10%、自動車部品3.8-4.5%など平均4.73%の関税が生じる。しかし今回の協定で、韓国は輸出工業製品全体と農産物の98.1%に対して無関税の特恵がそのまま維持されることになった。
原産地の場合、韓国側がEU産材料を使用して生産した製品も3年間は英国で生産したのと同じ域内産と認定することにした。また、EUを経由して英国に運送した製品も第3国での追加の加工や変形がない「直接運送」と認め、FTAが適用されることにした。