青瓦台、GSOMIA破った…韓日米の安保地形に亀裂(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.23 07:21
青瓦台が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を終わらせた。日本の輸出報復に超強手を投げた、典型的な「目には目」局面だ。今回の決定は単に韓日軍事情報交流を中断したこと以上の意味を持つ。GSOMIAは米国の積極的な意志によって推進された韓日米3国の主要軍事協力の枠組みであり、中国を牽制(けんせい)しようと米国が描いた北東アジア戦略の一つの軸だ。「朝中露対韓米日」という伝統的な安保地形に亀裂を入れたことで、この機会に新たに図を書き直さなければならないかもしれない状況に陥った。
青瓦台は22日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長主宰で国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、GSOMIA終了を決めた。青瓦台は「破棄という用語はまるで我々がある部分を破ったかのような意味」としてあえて「破棄」の代わりに「終了」を選んだ。NSC事務処長である金有根(キム・ユグン)国家安保第1次長は「日本政府が明確な根拠を提示しないで『韓日間の信頼き損で安保上の問題が発生した』とし、ホワイト国(安保友好国)から韓国を除くことによって両国間の安保協力環境に重大な変化を招いた」とし「このような状況で、政府は敏感な軍事情報交流を目的に締結した協定を持続することが我々の国益に符合しないと判断した」と話した。韓国政府は外交ルートを通じて通知期間(24日)内にこれを伝達する予定だ。