「BTS現象の本質はARMY、類例のないファンダム自体」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.26 15:37
世界最高のボーイズバンド、いや、「第2のビートルズ」になった。彼らが行き着くところはどこだろうか。誰にもわからない。しかし、防弾少年団(BTS)が「奇跡」を実現したということ、その奇跡の背後にグローバル・ファンクラブ「アーミー(A.R.M.Y・Adorable Representative MC for Youth)」がいるということは明らかだ。ARMYは防弾少年団の夢を現実にしてくれる存在だ。「ビルボードに立ちたい」と言ったらそうさせてくれた。防弾少年団も授賞式で「ARMYのおかげだ。ARMY愛している」と叫ぶ。
単なる異常な情熱にとらわれ泣き叫ぶ少女ファンたちが思い浮かぶだろうか。書籍『BTSとARMYカルチャー』を発行した文化研究者イ・ジヘンさん(45)は「防弾少年団は10代の少女中心のアイドルファンダムを人口統計学的に多様に進化させた」と話す。2017年、米国50州のARMY連合(BTSX50States)が地元のラジオDJを攻略し、保守的なラジオで防弾少年団の歌が流れ出るようにしたという逸話も紹介した。単に「私が好きで、私を感動させた防弾少年団が米国でちゃんと認められて欲しい」という熱望の結果だった。ファンが愛好家・消費者を越え、サポーター・プロモーターになった。