【取材日記】BTS非難の中、日本のテレビに登場したタッペクスクおばあさん
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.15 07:57
13日、日本地上波テレビのゴールデンタイムである夜9時に「オモニ」たちが登場した。「オモニ」は韓国語の「お母さん」を意味する日本式の発音。民間放送TBSのバラエティー番組『マツコの知らない世界』でのことだ。女装タレントのマツコ・デラックスが司会を務めるこの番組に、東京のコリア新大久保を中心に活動する「料理の達人オモニ」たちが、自ら作った料理を手に登場した。日本国内で韓国料理の象徴になったチーズタッカルビとドゥブチゲ(豆腐チゲ)に続き、モドゥムジョン(チヂミの盛り合わせ)も登場した。圧巻は、3年前に商売をやめて韓国に戻った「タッペクスク(鶏の水炊き)おばあさん」だった。全羅南道康津(チョルラナムド・カンジン)に住むこのおばあさんをうわさをたよりに捜し出し、タッペクスク料理とともにスタジオに迎えた。
司会者のマスコは過去にK-POPを激しく批判して論争になったこともあるが、この日は非常に真剣だった。「すごい美味い」と繰り返しながら韓国の味を吟味した。もちろん事前録画ではあったが、放送そのものは非常に敏感な時期に行われた。韓国大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決と日本の反発、ここに防弾少年団(BTS)の「光復節Tシャツ」論争まで加わり、両国の国民感情が激化した時点だ。放送中止も考えるという選択肢もあっただろうが、TBSはこの番組を予定通り放送した。