青瓦台国家安保室長「韓日軍事協定見直し」波長…青瓦台「原則的発言」火消し(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.19 08:14
GSOMIAの見直しに関連して論争が拡散すると、高ミン廷(コ・ミンジョン)青瓦台報道官は春秋館記者団に「韓日軍事情報保護協定に関連した鄭義溶室長の発言は、基本的に維持の立場」としながら「ただし、状況によってどうするべきか検討もありうるという原則的立場の発言だった」と伝えた。
青瓦台がGSOMIA見直しに言及したのは米国が韓日問題にもう少し積極的に介入することを望んでいるという意味だというのが専門家の解釈だ。これまで青瓦台は、GSOMIAをすぐではないにしろ場合によっては「検討するに値する」対日、さらには対米カードとして見なしてきた。GSOMIAが韓国の安保必要性よりも日米の必要によって締結されたという認識がその背景にある。
与党幹部は「対日交渉カードだというには、現時点では敏感な問題なので簡単にいうことはできない。だが、締結過程での含意についてはよく確認しなければ」ならない」と話してきた。韓東大学国際学科のパク・ウォンゴン教授は「韓国と日本がGSOMIAを推進するよう後ろからあおり圧力を加えたのが米国」としながら「青瓦台は我々がGSOMIA撤回を匂わせれば米国が韓日葛藤を他人事ではなく自分のこととして認識すると考えているようだ」と話した。