韓日労総「日本の輸出規制、両国労働者に悪影響」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.07.13 13:20
韓国労働組合総連盟(韓国労総)と日本労働組合総連合会(連合)がともに日本政府の韓国輸出規制に懸念を表明した。キム・ジュヨン韓国労総委員長と神津里季生・連合会長は11日、東京連合本部で緊急会談を行った。韓国労総の要請に伴う非公開会談だった。今月1日、日本政府が発表した「輸出管理運営改正」に関してだ。
長時間にわたる会議の末、両国労総は韓日間の貿易問題が両国の経済だけでなく労働者に悪影響を及ぼすことに対して懸念の声を上げ、両政府が協議して問題を解決するために努力していくべきだとする内容を盛り込んだ4項目の合意文に署名した。連合側はこの合意文を日本経済産業省などに伝達し、問題解決を求める方針だという。
キム委員長も韓国政府に合意文を伝える計画だ。キム委員長は「連合との協力による合意にもかかわらず解決が無為に帰すれば、国際労働界にも訴える方針」と明らかにした。韓日貿易紛争を国際労働次元の問題として扱うという意味だ。今回の合意は国家的経済危機打開のために労働団体が外交舞台の前面に出たという点で注目される。