「非メモリーまで奪われるかと…日本、韓国半導体の未来を叩いたもの」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.10 08:57
解決策としては、政経分離の原則と国際社会の共助を強調した。梁院長は「強制労働は被害者が許していない過去。被害者が厳格にいる問題を経済分野に飛び火させるのは(日本の)愚かな選択」と話した。梁院長は「半導体は500を超える工程を担当するだれか1人が自分の誤りを話さなければ大量の不良品が出る良心産業。この産業で韓国が世界最高になり全世界への供給を担当するのに(日本が)非良心的措置でサプライチェーンを崩壊させてはならない」とした。その上で「日本に過去史は過去史として解決するが経済は協力的競争関係に進もうというメッセージを与えなければならない」とした。
◇日本の財界でも「安倍首相が常軌を逸した」
梁院長はいわゆる「文在寅キッズ」として政界入りする直前の2016年1月までサムスン電子でフラッシュメモリー設計・監修チームを陣頭指揮した。高卒事務補助から半導体開発役員に上がった神話の主人公だ。ここには入社直後に力を入れて学んだ日本語の実力が一役買った。李秉チョル(イ・ビョンチョル)会長(故人)は1988年に日本最高の半導体専門家で当時NTT専務だった濱田成高博士夫妻をソウル五輪に招いた。浜田博士は李会長が自伝で半導体の恩人として何度も言及する人物で、李会長とは実の兄弟のように過ごした。高卒で入社した梁院長がこの時に浜田博士夫妻の通訳と案内を務めた。この縁が31年にわたり続いている。これまで浜田博士とやりとりした手紙だけで1000通を超える。