【コラム】「世界化の優等生」韓国、各自で生き残る脱世界化に直面する(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.02 10:43
昨年9月25日にトランプ米大統領は国連総会での演説で「米国は米国国民によって統治される。われわれは世界主義理念を拒絶し愛国主義を信奉する」と言及することで自身の脱世界化路線を世界に知らせた。短くてこの30年、長くて第二次世界大戦後に米国が主導してきた世界主義を米国自ら破棄することにより世界は脱世界化時代に移行している。果たして米国は脱世界化路線を通じて米国の国益を確保するのに成功するだろうか。脱世界化路線は世界経済にどのような影響を及ぼすだろうか。
すでにトランプ大統領は2017年1月に前任のオバマ大統領が力を入れてきた環太平洋経済連携協定(TPP)を脱退した。同年6月には米国の労働者の利益を最優先で保護するという選挙公約を守るという理由で地球温暖化防止のために195カ国が加入したパリ協約を脱退した。