【コラム】状況に汲々とした韓国外交、全体を鳥瞰する視野を持つべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.28 09:31
韓国外交はどうなのか。第一に、国際秩序の枠組みが大きく変化している状況で、実効的外交戦略がない中で状況対応に汲々としている。中堅国家である韓国が周辺強大国が形成する国際環境の構造変化に直接影響を与えることは難しいが、変化に能動的に対処する外交戦略が必要だ。
第二に、韓国外交は全体を鳥瞰する視野とバランス感覚が欠如していて、部分的事案に執着する傾向がある。韓国の外交事案はさまざまな利害当事者と関連しているので、全体的脈絡から均衡感を持ってアプローチしなければならない。たとえば対日関係は対米・対中・対北関係と連動している点で、部分ではなく全体の観点で扱わなければならない。