【コラム】大英博物館の日本漫画
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.11 10:30
口を真っ直ぐに結んだまま遠くを見つめる少女--。今、ロンドンの都心にはこのアジアの少女が印刷された垂れ幕が風に翻っている。大英博物館(British Museum)で開かれている「Manga展」の案内垂れ幕だ。日本の外で開かれる漫画展としては歴代最大規模で、題名はそれ以上付け加えるものもなく、日本語そのまま「Manga」としている。
展示は19世紀末の「北斎漫画」という絵本を出した浮世絵作家の葛飾北斎(1760~1849)から全世界の若者を引きつけている今日の日本の漫画とアニメーション、そして「コスプレ(costume play)」のようなファンダムまで網羅している。古代の遺物が所狭しと並ぶ博物館で行われた新たな試みで、大英博物館の今夏の興行カードだ。