韓国、輸出減少の中で港湾の景気は?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.05 15:14
5月まで輸出が6カ月連続で減少した。輸出で暮らして経済を発展させてきた国としては強く懸念されることだ。今年2月に-11.4%と最悪になり、4月に-2.0%まで回復して上向くかと思われたが、5月にまた-9,4%に落ちた。米中貿易紛争が戦争レベルに悪化する下半期が心配される。ところが、港湾関係者から意外な話を聞いた。「全国港湾の物流量は減るどころか、むしろ少しずつ増えている」ということだった。その疑問を解くために数日後、仁川(インチョン)港を訪れた。
仁川松島(ソンド)国際都市の南西側には橋を渡れば現れる小さな島が一つある。松島のように海を埋め立てて建設した人工島、仁川新港だ。ここには2020年までに3兆6000億ウォン(約3300億円)が投入され、長さ3キロのコンテナ専用港湾が建設される。現在コンテナ船6隻が一度に接岸できる長さ1.6キロのターミナル2カ所が完工して運営中だ。