【社説】日米は蜜月なのに韓国は「蚊帳の外」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.28 06:49
日本と米国の蜜月の中で韓国は孤立状態に進む雰囲気だ。安倍晋三首相は訪日したドナルド・トランプ米大統領と一昨日のゴルフミーティングに続き昨日は首脳会談を行った。会談で両首脳は北核問題を含めた韓半島(朝鮮半島)事案まで話し合った。安倍首相は会談後の記者会見で「北朝鮮情勢を含め十分に時間をかけて方針の綿密なすりあわせを行った」として「北朝鮮問題で日米の立場は完全に一致している」と明らかにした。安倍首相は拉致問題解決のために金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長と直接会うという決意まで見せた。
今回の日米首脳会談を見ると、むしろ安倍首相が北核仲裁者になったようだ。韓国は仲裁者でなく部外者になったような感じだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北東アジアの首脳からそれとなく排除されている雰囲気だ。トランプ大統領は文大統領が要請した訪韓に対してまだ確答していない。来月に開かれる大阪20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)直後のトランプ大統領の訪韓日程はまだ確定していない。日本は大阪G20サミットの時の韓日首脳会談に対して意思がないとしている。習近平中国国家主席の訪韓も、最近、取りやめになった。北東アジアで韓国だけが大海原の中を漂っている局面だ。