『銀河鉄道999』作家も惚れた…「ライバル」紙媒体との共存を図る韓国の漫画アプリ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.27 15:44
今月23日、東京TOHOシネマズ六本木ヒルズ。映画館の内部のおよそ500席はイベント開始前からぎっしり埋まっていた。イベント名はカカオジャパンの漫画プラットホーム「ピッコマ」の日本ローンチング3周年を記念する「ピッコマものがたり2019」。不思議だったのは行事場所を訪れた人々のほとんどがIT業界関係者ではなく日本出版業界関係者だったという点だ。「漫画アプリと出版業界、この2つはライバルなのではないか」という思いがよぎったとき、カカオジャパンの金在龍(キム・ジェヨン)代表が舞台に登場した。金代表はこの日、ピッコマが成し遂げた成果はもちろん、日本出版界との「共生」を特に強調した。時々笑い声ももれる客席だったが、「日本漫画消費者の分析」関連の説明が出てくるときには息も聞こえなかった。
新旧産業間の葛藤が深まっている。モビリティーとタクシー業界が代表的だ。「生存権保護」と「革新」が衝突する。だが、ピッコマは既存の出版業と提携して成長を継続している。この日のイベントで終始「共存と進化」を強調していた金代表に詳しい話を聞くため、イベント後に六本木にあるカカオジャパン本社を訪ねた。