韓経:1ドル=1200ウォンに迫るウォン相場…「6大観戦ポイント」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.20 09:39
ウォンの対ドル相場が1ドル=1200ウォンに迫った。この2年間1100ウォンを挟んで前後50ウォンの範囲内に閉じ込められていたウォン相場が上段である1150ウォンを突破すると韓国経済危機説とともにウォンが急落するという見方まで出回っている。4月以降のウォンの下げ幅は競合国と比較しても最も大きい。
最近ウォン相場が急落しているのは「非正常的」ではなく「正常」を取り戻していく現象だ。中国など競合国と比較するためにこの2年間のウォン相場の上下変動幅100ウォンを1000分の1にリデノミネーションすれば0.1ウォンにすぎない。実体景気環境に合わない多すぎた経常収支黒字などで為替相場機能は無気力といえるほど閉じ込められていた。
今後のウォン相場は内外で6種類の変数により左右されると予想される。まず、ドルはファンダメンタルズ要因と政策要因により決定される。ファンダメンタルズ要因は昨年末までに「大分岐」の時期が再現されると予想された。だがトランプ米国大統領の持続的な金利引き下げ要求などを考慮すれば大分岐の可能性は低い。