「防毒マスクをかぶってご飯を食べる世の中が来るかもしれません」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.16 08:01
14日午後、ソウル光化門(クァンファムン)広場。広場の中央に40卓の円卓テーブルがある。白いテーブルクロスの上にはフォークやナイフとともに携帯用酸素ボンベが置かれていた。300人余りの客が席を埋める中、きれいに盛り付けられたコース料理がサービスされた。マスクをつけている客もかなり目についた。彼らは食事をする時だけマスクをしばらく外した。食事の途中で携帯用酸素ボンベに口をあてて酸素を吸ったりした。両側の道路から車が吹き出す媒煙が鼻を刺した。
京畿道城南市盆唐(キョンギド・ソンナムシ・ブンダン)から来たキム・ヘスクさん(64)は「普段はマスクをあまり使わないが、到底座っていることはできないので、マスクをしながら食事している」とし「喉も痛く鼻も痛くて、料理を食べているのか粒子状物質を食べているのか分からないという気がする」と話した。
この日、光化門広場では「粒子状物質の中のダイニング」行事が開かれた。ソウルの中心部である光化門広場で食事をしながら、粒子状物質の弊害ときれいな空気の重要性を体を使って体験しようという趣旨だ。与野党政治家、学界の人々を含めて全国から集まった300人余りの市民が参加した。