文大統領と会談したWFP事務局長「北朝鮮の脆弱階層に緊急支援が必要」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.14 06:50
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が13日、訪韓中であるデイビッド・ビーズリー世界食糧計画(WFP)事務局長と会談した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「本来、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長がビーズリー事務局長に会うことになっていたが、文大統領が直接会ってブリーフィングを受けた方が良いと判断して行われた」と説明した。青瓦台によると、ビーズリー事務局長は最近、北朝鮮の食糧事情に対するWFPと国連食糧農業機関(FAO)の共同調査結果を説明して「脆弱階層に対する緊急支援が必要だ」と説明した。文大統領もこれに共感し「北朝鮮に対する人道的食糧支援を支持する」というドナルド・トランプ大統領の話も伝えたという。
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官もこの日、ビーズリー事務局長に相次ぎ会った。政府レベルの北朝鮮に対する食糧支援のための具体的な案を作るためだ。康長官はビーズリー事務局長にWFPの北朝鮮内モニタリング体系を問い合わせした。ビーズリー事務局長は面談後、記者会見で「われわれが解決策を建てることができると考える。われわれは現場にモニタリングシステムを備えている」と強調した。