「記者無礼論争」が見せた韓国社会の君主的思考観
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.13 11:09
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領就任2周年の対談でホットイシューになったのは、むしろインタビューを行ったKBS(韓国放送公社)のソン・ヒョンジョン記者のほうだった。内容上、やや野党寄りの質問をしたという点だけでなく、表面に見える態度が「無礼だ」というのが批判の核心だった。
「円滑に進めるよりも質問者が顔をしかめてばかりいる。コミュニケーションの基本ではない」「返事をよく聞きもしないで割り込むのに忙しく、返事をする者の流れを切った」という指摘が文大統領支持層から強く出てきた。この渦中でソン記者に対する個人情報暴きも続いた。