【コラム】日朝修交協力を韓日関係回復の契機にしよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.13 06:55
にっちもさっちもいかなくなった韓日関係をどのように打破したらよいだろうか。両国国民が喝采を送るほどの模範答案がなく、解決法の優先順位も人によって違うだろうが、次の3つの案を提示してみたい。
第一に、日本の歴史反省・謝罪問題だ。韓国人に最も受け入れられている日本の反省は村山談話だ。ところがそれよりも具体的で論理的なのが1998年の金大中(キム・デジュン)-小渕共同宣言(日韓共同宣言-21世紀に向けた新たなパートナーシップ)だが、これに明記された歴史条項というものを知らない人が多い。村山談話は第2次世界大戦から50年後、社会党委員長出身の村山富市首相が世界とアジアのさまざまな国に対して痛切な反省と心からのお詫びの意を伝えたものだ。ところが金-小渕共同宣言は加害者である日本の韓国植民支配に対する「痛切な反省と心からのお詫び」を具体化し、日本自民党政府の小渕恵三首相と金大中(キム・デジュン)大統領が協定調印式に参加して署名した初めての協定だ。この協定は1965年韓日基本条約で排除された歴史条項を両国首脳が確認したもので、韓日与野党指導者と国民の支持を受けている。この宣言の歴史条項は韓国国民が受け入れることができる最も良質の合意として、歴史争点を解決する基準であると同時に、未来指向的韓日関係の礎石だ。