文大統領の反転の勝負手は「北朝鮮に対する食糧支援」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.09 08:35
北朝鮮のいわゆる「短距離発射体」の挑発にもかかわらず、韓国政府が膠着状態に陥った米朝非核化交渉と南北関係を反転させる勝負手として「対北食糧支援カード」をにじませた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)が7日夜行われた韓米首脳間電話会談で「ドナルド・トランプ大統領は韓国が人道的レベルで北朝鮮に食糧を提供するのが非常に時宜を得たことであり、肯定的な措置になるだろうと評価しこれを支持した」と明らかにした。
青瓦台関係者は8日「食糧支援に関連した規模や形式などの具体的なことまでは協議されなかった」として「国内的な準備の手続きなどはこれから検討しなければならない」と話した。統一部もこの日、定例記者会見を通じて「国際社会と緊密に協力しながら北朝鮮の住民に対する人道的食糧支援を進めていく」と知らせた。支援方式では▼政府対政府▼国際機関を通した供与方式▼民間団体支援許容--など3つの方式が検討されているという。今週開かれる韓米北核首席代表の協議とワーキンググループ会議では北朝鮮に対する食糧支援問題が協議される予定だ。スティーブン・ビーガン対北朝鮮特別代表は8日午後、訪韓した。