文喜相国会議長、習主席に会えず…「中国がまた韓国冷遇」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.08 16:01
文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が中国公式訪問で中国の習近平国家主席に会うことができなかった。国会議長の公式訪中は5年ぶり。文議長は大韓民国の儀典序列2位だ。文議長は7日、習主席の代わりに韓国国会のカウンターパートである全国人民代表大会(全人代)の栗戦書常務委員長(中国権力序列3位)と会談および夕食会をしたのに続き、8日午前には中南海で王岐山・国家副主席と会った後、全人代の王東明副委員長の主宰で昼食会をし、2泊3日の中国日程を終えた。王副主席は2018年3月の全人代で国家副主席に当選した。常務委員7人に続いて儀典序列8位。
1992年の韓中国交正常化以降、韓国国会議長として10回目となる中国訪問をした文喜相議長は習主席との会談が実現しなかったことに関し、中国の慣例が変わったと述べた。8日に釣魚台国賓館で特派員との懇談会を終えた文議長は「中国の外交の部分が完全に変わった」とし「すべての責任が楊潔チ共産党政治局員、王岐山副主席のラインで可能になった」と説明した。続いて「会えなかったと話すのはおかしい。会う必要性がない外交になったということだ」としながらも「(中国が)米国式を追う大国意識だと考える」という評価も付けた。