【社説】尋常でない日朝接触、韓国政府は機敏な対処を
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.05.04 11:28
日朝関係が急速に動いている。安倍晋三首相は2日のインタビューで「条件を付けずに金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会って虚心坦懐に話し合ってみたい」と述べた。これに関連し、9-12日に訪米予定の菅義偉官房長官はニューヨークで北朝鮮側と高官級接触をしたいと平壌(ピョンヤン)に伝えたという。
安倍首相が金委員長に会おうとするのは、多ければ数百人と推定される日本人拉致問題の解決のためだ。2021年9月退任予定の安倍首相は2年余り残った任期中に拉致問題を解決しようという意志が強い。しかし米国と共に「最大限の対北朝鮮圧力」に集中してきた立場で突然、北朝鮮と対話をするのは容易でなかった。