習近平氏は訪韓するのにトランプ氏が来なければ? 韓国外交当局が苦心
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.30 17:38
習近平中国国家主席が6月、韓国と北朝鮮を順次に訪問する可能性が提起された。6月28~29日に大阪で開かれる主要20カ国(G20)首脳会議の出席を契機に習主席が訪朝と訪韓を同時に行う可能性だ。
韓国政府は習主席の訪韓推進計画については否定しなかった。コ・ミンジョン青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官は30日「政府は今年中に(韓中)首脳を含む高官級交流を活発に推進する計画」とし「中国側と緊密に疎通しているが、まだ決まったことはない」と明らかにした。外交部当局者も「韓中交流協力の回復および両国関係の発展のために様々な交流を準備中」と話した。駐韓中国大使館が習主席の訪韓準備に着手したという観測も出ている。北朝鮮も習氏の訪問に積極的だ。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は昨年から合わせて4回にわたって訪中したが、習氏の答礼訪問はまだない。金委員長は1月の訪中で習氏を招請し、習氏はこれを受諾した。北朝鮮官営メディアは当時、習氏が「訪朝の計画を通知してきた」と明らかにし、具体的な水準まで協議が行われているということを示唆した。