【社説】令和時代の幕開け、韓国は韓日関係リセットの転機に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.30 07:42
明日から日本の新しい時代が始まる。明仁天皇が退位してその息子である徳仁皇太子が即位するに従い、31年間にわたる平成時代を締めくくり新しい年号「令和」を使うことになる。
新時代が幕を開けるが、韓日関係は依然として歴史に足をとられて「史上最悪」の奈落に落ちている。慰安婦合意と強制徴用賠償判決によるその後の影響に続き、哨戒機近接飛行事件まで重なった結果だ。韓日関係は過去に何度も葛藤と改善を繰り返していたが、最近のように感情対立が激しくなって両国関係の本質まで揺さぶるほどに発展した事例は多くなかった。すでに両国間の経済人交流が断絶し、韓国消費財商品の日本国内の販売が直撃弾を受けるなど経済分野に被害が現れ始めている。このままいけば民間交流や観光分野にまで影響が及ぶだろう。さらに、北核問題に対する共助基盤が崩れるなど関係悪化の影響は全方向に広まりかねない。万一、強制徴用賠償判決で押収された日本企業の資産現金化が執行され、これにあわせて日本政府が報復措置を発動すれば、韓日関係は手のほどこしようもない状況に陥りかねない。