【社説】所得主導成長やめ企業心理生かせば低成長脱出できる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.29 08:19
韓国経済にパーフェクトストームが押し寄せている。投資・生産・輸出・消費・雇用など主要経済指標のうち赤信号が灯っていないところがない。今年1-3月期の「マイナス0.3%成長率ショック」はこれら指標の必然的結果だけのことだ。これに対し韓国経済に対する見方も灰色一色だ。アジア最大の投資銀行である野村証券は韓国の成長率をこれまでの2.4%から1.8%に下方修正し、LG経済研究院は2.5%から2.3%に下方修正した。今年2.6%の成長率を達成するという韓国政府の見通しを大きく下回る数値だ。
問題は下半期も低成長脱出を楽観しにくいという点だ。韓国政府は今年470兆ウォン規模のスーパー予算でも足りず6兆7000億ウォン規模の追加補正予算を編成して景気浮揚に乗り出している。だが追加補正予算は成長率を0.1ポイント引き上げる効果にとどまる。景気低迷基調を変えるには力不足だ。韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁も26日に主要銀行頭取との金融協議会で「第2~第4四半期の成長率を引き上げなければ今年の成長率を守るのは厳しいだろう」と心配した。