野村1.8%、バークレイズ2.2%…今年の韓国成長見通し相次ぎ引き下げ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.29 07:50
韓国経済が1-3月期に前四半期比マイナス0.3%の成長率を記録しショックに包まれる中で、内外の機関が相次ぎ成長見通しを引き下げている。これに対し韓国政府も「下半期経済政策方向」の発表で年間目標値を下方調整するのか注目される。
野村証券は今年の韓国の成長見通しを2.4%から1.8%に0.6ポイント引き下げ新たな衝撃を抱かせた。韓国銀行の見通し2.5%を大きく下回る。
野村証券の野木森稔エコノミストは報告書で、「4月1~20日の輸出が半導体輸出不振などで前年同期より8.7%減少した。輸出不振が韓国経済に否定的な影響を及ぼしかねないということを示唆する」と評価した。野村が注目したまた別の数値は設備投資だ。設備投資が前四半期より10.8%減ったが、これは国際通貨基金(IMF)の救済金融を受けた1998年1-3月期の24.8%減から21年来の最大の減少率だ。半導体装備や自動車など機械類投資が減ったためだ。韓国経済を支える輸出の主力は製造業で設備投資の大部分が製造業から出るため設備投資の急減は経済活力の低下につながる。