ファストトラック表決できず、韓国国会が大混乱
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.04.27 11:46
与党・共に民主党などが26日夜、選挙法・高位公職者不正捜査処法などの「ファストトラック」(迅速処理案件)指定を図ったが、自由韓国党などの阻止で実現しなかった。民主党など与野党4党はこの日午後、高位公職者不正捜査処法理法と検警捜査権調整案(刑事訴訟法・検察庁法改正案)のファストトラック指定のための司法改革特別委員会全体会議を開き、これを案件として正式上程した。
しかし韓国党と正しい未来党の一部の議員が会議場の内外で阻止して正常な会議の進行が難しくなると、李相ミン(イ・サンミン)委員長が午後10時10分ごろ散会を宣言した。正しい未来党の蔡利培(チェ・イベ)議員、民主平和党の朴智元(パク・ジウォン)議員が出席せず、ファストトラック要件(在籍5分の3以上の賛成)も満たせなかった。この日の会議は午後9時20分ごろ国会本庁507号文化体育観光委員会会議室で急に開かれた。当初、司法改革特別委員会の会議は第5会議場(220号室)で開かれる予定だった。しかし会議場の入口を韓国党の議員が封鎖したため場所が変更された。