【コラム】文大統領に思い出してほしい盧武鉉の告白(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.24 13:54
最近出てくる経済政策は問題が多い。最低賃金を引き上げる際、当然、中小企業と自営業の生産性を引き上げる案も同時に出すべきだった。それをしなかったため低所得層の雇用と所得が減ったのだ。にもかかわらず政府は「他の大統領候補も最低賃金1万ウォン(約1000円)を公約した」と政治的な言い訳ばかりしている。昨年、雇用指標が悪い時も多くの弁解を並べた。「公務員試験があったうえ、寒波で建設業が冷え込んだ」(2月)、「春に雨が多く建設・農業雇用が減少した」(5月)、「人口構造と猛暑の影響が大きかった」(7月)…。無責任で卑怯な弁解だ。
政府は落第レベルの成績にもかかわらず全く動かない。超スーパー予算と6兆ウォン+アルファの補正予算を盾に最後まで持ちこたえようという態勢だ。同時に非難の声も激しくなっている。保守野党は「所得主導成長は大韓民国経済のために生まれてはならなかった怪物」とし、進歩出身のキム・デホ社会デザイン研究所長も「所得主導成長は雇用虐殺であり韓国経済の自殺」と批判する。