アマゾンに対抗、NAVERの「データの八万大蔵経」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.19 18:01
四方が植物でいっぱいだった。ツタが壁を覆い、建物の内部には空気浄化に良いというスキンダプサスやヒイラギ、クスノキが並んでいた。2013年に江原道春川(カンウォンド・チュンチョン)の九峰山(クボンサン)の麓に作られたNAVER(ネイバー)の環境に配慮したデータセンター「閣(カク)」の第一印象だ。閣はNAVERの最も大きなデータセンターだ。18日、閣で開かれたNAVER第8回テック・フォーラムに先立ち、中央日報が閣を視察した。
閣は企業が持つ独自のデータセンターとしては国内初だ。1500億ウォン(約147億円)の費用が投入された。「記録を後代に残そう」という意図で760年以上「八万大蔵経(パルマンデジャンギョン)」が保管されている海印寺(ヘインサ)の蔵経閣が名前の由来だ。閣には合計12万台のサーバーがある。サーバーの保存容量は240ペタバイト(PB)に及ぶ。これは書籍1000万冊を所蔵する国立中央図書館が約2万5000個あるのと同じ量だ。「データの八万大蔵経」ということだ。