「経済こそが重要なのだ、愚か者」を立証したアベノミクス(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.15 08:16
世界経済が減速している。日本も例外でない。しかし日本経済は米国、欧州連合(EU)、中国に比べると安定的だ。長期間の低成長基調にもかかわらず企業は体質が強化され、雇用も完全雇用に近い。これは政治的な安定につながっている。安倍晋三首相はすでに連続3選を越えて4選も可能だという見方が出ている。昨年9月の自民党総裁選挙で3選に成功し、2021年9月まで首相の在任が可能になった。来年8月24日には佐藤栄作(在任日数2798日)を抜いて戦後最長寿首相になる。さらに4選に成功すれば安倍首相は日本歴代最長寿首相となる。すべてアベノミクス効果といえる。「経済こそが重要」という真理をはっきりと示している。
日本経済がなぜ相対的に安定的なのかは世界経済の動向を見れば分かる。まずは資金の流れだ。世界の主要投資家は今年に入ってリスク回避を加速している。景気減速の信号は強まっている。お金のにおいをよく知る国際金融市場の大手は先月から株式などリスク資産を減らし、国債のような安全資産に逃避する動きを速めている。