【時論】日本の歴史教師は独島をどう教えるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.04 08:02
日本文部科学省が小学校の教科書の検定結果を先月26日に発表した。小学5、6年が使用するすべての社会の教科書で独島(ドクト)を竹島と表記し、「日本固有の領土」「韓国が不法占拠している」と記述した。このように教科書の内容が画一的に記述された背景には、安倍晋三首相が率いる日本政府がある。
今回の検定過程を見ると、独島について「日本の領土」という従来の表現を「日本固有の領土」に修正することを要求した点が目につく。これは2017年3月に日本文部科学省が改訂した小学校学習指導要領で独島を「日本固有の領土」として扱うようにしたからだ。当時、「固有の領土」という表現について日本国内で問題提起があった。「日本固有の領土」なら「昔から日本の領土」という意味だが、1877年当時に立法・司法・行政を掌握した最高国家機関の太政官をはじめ過去の日本政府は「日本と関係ない」という点を確認していた。したがって独島を「昔から日本の領土」と主張するのは説得力がないということだ。