韓経:【コラム】1年4カ月ぶりに再び訪れたIMF、韓国経済にまた警告するか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.11 09:00
洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が11日に国際通貨基金(IMF)年次協議ミッション団と会う。12日に発表する「2019年IMF・韓国年次協議結果」を控えて最終調整をするためだ。IMFの年次協議結果発表は2017年11月から1年4カ月ぶりだ。
IMFは韓国では最も有名な国際機関のひとつだ。国家不渡り危機にさらされた1997年12月3日にIMFの緊急救済金融を受けてから約4年間「管理」を受けたためだ。
2017年に韓国を訪れたIMFは、文在寅(ムン・ジェイン)政権の経済政策「Jノミクス」に対し楽観した。当時財政拡張と通貨緩和政策を集中注文した背景だ。今度はこうした姿勢が大きく変わった可能性が高い。IMFは昨年10月に韓国の2019年の経済成長率を2.6%と予想した。2017年の3.1%から0.5ポイント下落した数値だ。経済協力開発機構(OECD)の見通し2.8%よりも低くみた。雇用、生産、分配などの経済指標が悪化しており、米中貿易紛争のような対外悪材料も相変わらずだ。唯一の柱に挙げられる輸出は3カ月連続で減少した。