【時視各角】怒りの政治だけでは危機突破できない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.08 11:15
3月に入ってからは毎日のことだが、週末ごとに粒子状物質に襲われ登山が難しい。FCバルセロナの主将メッシがボールを取ればゴールが決まるか何かが起こる。文在寅(ムン・ジェイン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)が使う人はコード(政治傾向)人事のプール(候補群)から抜け出すことができない。最近、この3つは「冬が過ぎれば春が来る」のように揺るぎない。先々週末「最悪の粒子状物質」の前に登山をあきらめ、メッシのセルビア戦を見ながらそんなことを考えた。サッカーの皇帝メッシは50回目のハットトリックとアシスト1回を完成し、右手を高く上げて叫んだ。
中幅改閣をするというがコードを張り巡らした意地の人事であるのは明らかだ。すでに内定している駐中大使が予告篇だ。最悪の雇用惨事、庶民経済崩壊への責任は言うまでもなく、自身は江南(カンナム)に住みつつも「すべての国民が江南に暮らす理由はない」と言った、まさにその御方を中国大使として送りだす政府だ。ドラマ『強くなれクムスン(邦題:がんばれ!クムスン)』のような一貫性は評価されるかも知れない。執権中期を迎え、働く雰囲気を作るために政府を刷新するという説明は信じがたいが。