「韓国、このままだと2021年から人口減少…予想より7~11年早まる」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.28 08:37
韓国の昨年の合計特殊出生率(女性1人が生涯に産むと期待される子どもの平均数)0.98人、出生児32万7000人は十分に衝撃的だ。少子化が一日二日の話ではないためそのまま通り過ぎてしまうかもしれないが、米朝首脳会談に劣らず韓国の未来を決める重要な懸案だとみなすべきだ。
男女が出会って2人の子どもを持ってこそ人口が維持される。少子化は平均1人~2人の子どもを持つ時をいう。この時も世代間の人口は減る。今や女性1人が一人の子どもも持たなくなった。一世代を30年とみると、30歳の人口に比べて生まれた新生児が半分にもならないということだ。
出生率0.98人は2つの意味を持つ。一つは現在の韓国社会を構成している各種制度・法・価値観・規範などがそろそろ変わるべき時を迎えたということだ。人類歴史で出生率が1人以下に落ちた時がほとんどなく、あっても中世の黒死病が吹き荒れた時のような生存そのものが不確かだった時期以外はなかった。0.98人は現在の韓国状況が「私」、特に青年世代の生存そのものが不可能になったことを示唆する。