「過剰規制」「被害者保護」…海外アダルトサイト接続遮断で論争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.14 14:20
韓国政府が強力なウェブサイト遮断技術で海外アダルトサイトなど違法サイトへの接続遮断を強化した中、オンラインでは論争が激しくなっている。男性利用者中心のオンラインコミュニティーなどでは「個人の自由に対する過剰規制だ」という不満が出ている半面、女性界では「人格権がさらに重要だ」という声が高まった。
IT業界によると、KT、LGユープラス、SKブロードバンドなど国内インターネットサービスプロバイダ(ISP)は政府の要請を受け、11日から「サーバーネームインディケーション(SNI)フィールド遮断」方式のウェブサイト遮断を施行した。SNIフィールド遮断が適用されたウェブサイトに接続しようとすれば、以前のように不法・有害情報遮断案内ホームページ(warning.or.kr)につながるのではなく、画面が真っ黒に処理される「暗転」(black out)状態で表示される。放送通信委員会が不法海外サイトとして遮断を決めたサイトは895件。このうち不法アダルトサイトは96件だ。
サイト接続が遮断されると、インターネットでは利用者が強く抗議した。「政府がアダルト動画も見られないように監視するということか」という抗議性の国民請願が青瓦台掲示板を埋めている。あるコメントには一日に15万人以上が同意した。男性中心のコミュニティーを中心に「過度なプライバシー侵害」 「パケット盗聴や検閲になりかねない」などの主張もある。