【社説】墜落する韓国自動車産業、それでもストをするという労組
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.11 07:34
韓国の自動車産業がまた1段階落ちた。韓国自動車産業協会によると昨年の韓国の自動車生産台数は402万9000台で世界7位を記録した。1年ぶりにメキシコに追い越された。2016年にインドに抜かれ6位になってからわずか2年で再度下落した。
原因は高い賃金と低い生産性、労使不和だ。韓国GM群山(クンサン)工場はこうした理由に経営失敗が合わさり昨年閉鎖した。ルノーサムスンの釜山(プサン)工場も不安だ。釜山工場の平均賃金は同じグループに所属する日産の九州工場より20%高い。それでも賃金引き上げなどを要求しこの4カ月間に28回にわたり部分ストをした。すると親会社である仏ルノーグループのロス・モザス副会長が今月初めに警告性ビデオメッセージを送った。「ストを継続すれば新車生産割当を与えることはできない」という内容だった。ルノーサムスン労組は真っ向から対立した。13日と15日に追加部分ストをし、全面ストも検討するとした。これだけではない。現代・起亜自動車労組もやはり賃金を大幅に低くした光州(クァンジュ)型雇用に反発し全面ストを宣言した。