【社説】崖っぷちの韓国自動車産業
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.12 09:17
1955年、ドラム缶を開いて米軍ジープ部品を組み立てて「始発」となる自動車を作った。韓国が作った初めての自動車だ。1975年、最初の固有モデルであるポニーが発売された。労働者とエンジニアと経営者の血と汗と涙で神話を書いていった。そのような世界6位の自動車強国が今、崖っぷちに追い込まれている。
現代車が10日、部分ストに入った。2012年から6年連続のストライキだ。双龍(サンヨン)車を除いた残りの企業などもストライキの手順を踏むか、労使対立が続いている。昨年まで累積赤字が2兆ウォン(約1908億円)に達した韓国GM労組もストライキを可決しておいた状態だ。グローバルGMは2013年から構造調整を行い、海外事業場を減らしている。GMは2002年大宇(テウ)自動車を買収しながら15年間経営権を維持することにした。2大株主である産業銀行が保有した持分売却拒否権が10月に消えれば、いつでも持分を売ったり、工場を閉じて韓国を離れたりすることができる。